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【かがみの孤城】アキを襲った酔っぱらった男は誰?何故ルールを破ったのか考察

2022年12月23日より公開となりました原恵一監督の新作アニメ映画「かがみの孤城」

僕も公開初日に見に行ったのですが、全てを見て思ったのが原作がボリュームが膨大なためカットされている部分が多いなと感じたことでした。

そのため原作未読の方ではわからない部分もあるのではと感じました。

特に思ったのがアキを襲った酔っぱらった男性ですが、最初見た時あれ?これって誰だったっけ?と原作を読んでいた僕でもそう思いました。

そこでここでは原作を読み直してみて思い出しましたアキを襲った酔っぱらった男性が誰なのか?

アキがルールを破ってしまったのは何故なのかということについて考察してみようと思います。

【かがみの孤城原作についてはこちら】

このブログを読んでわかる事

・アキを襲った酔っぱらった男は誰なのかについて
・アキがルールを破ってしまったのは何故なのかの考察

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アキを襲った酔っぱらった男は誰?

アニメ映画「かがみの孤城」でアキを襲った酔っぱらった男はアキの義理の父親であります。

アキの母親「舞子(まいこ)」と実の父親はアキが小さい頃に別れております。

もともと結婚する気もなかったそうなのですがアキの母親と実の父親だった男との間にアキができてそのまま結婚。

しかし、結婚してしばらくして二人は別れてしまったそうです。

アキの母親はアキの実の父親だった男の事をこういっておりました。

あんたができなかったら結婚はたぶんしなかったのに、それで別れてりゃせわないわ、本当に勝手な人だった

原作小説より抜粋

その後、現在の義理の父親と結婚。

その義理の父親がアキを襲ったのでした。

しかもこれが初めてではなく以前にも同様にアキを襲ったことがあったようです。

それ以来アキは義理の父親が家にいる間は母親のクローゼットに隠れてやり過ごしていたようなのですが、この日はたまたま居合わせてしまって事が起きてしまったようです。

ひらけん
ひらけん

本当に最低な男ですよね‥。

それでオオカミ様の助けもあって城に逃げ延びたのですが、どうやら城のルールをやぶってオオカミに食べられてしまった原因のひとつとしてもこのことがあったようであります。

では次にアキが何故ルールを破ったのかについてご紹介しようと思います。

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アキは何故ルールを破ったのか

アニメ「かがみの孤城」の登場人物アキがルールを破った理由。

それは先ほど紹介致しました義理の父親の件もあり家に帰りたくなかったことが原因でありました。

しかし、理由はそれだけではありませんでした。

アキは学校ではバレーボール部だったのですが、真剣だったがゆえについつい後輩たちに厳しく当たっておりました。

できの悪い後輩を呼び出してどこが悪いのかと反省会という名目で言わせたり、時にはきつい言葉をなげかけたりしていたのが後輩たちに「いじめだ!」と言われるようになってしまいました。

バレーボール部・学校でも居場所を失い、そして唯一頼りにしていた彼氏のアツシくんにすら裏切られ、何もかもが嫌になり、それでルールを破ったのでした。

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アキがルールを破らざるを得なかった理由について

確かにこれだけでもアキがルールを破ったことの理由については納得もいくのですが、よくよく考えてみると家に帰りたくない、城の外の世界が嫌だというのは全員に当てはまるのではと思いました。

何故アキだけがルールを破ってしまったのか?

やはり自分勝手な問題児という事だったのでしょうか?

僕はそうは思いません。

やはりアキには本当に頼れる人がいなかったのだと思います。

こころには母親が、そしてマサムネやウレシノ、フウカも含めてこの4人全員には喜多嶋先生という理解者がおりました。

しかし、アキの世界には喜多嶋先生はおりません。(アキ自身が喜多嶋先生であるため)
アキ=喜多嶋先生という事はこちらの記事でもまとめておりますのでご参考下さい。

頼れる人がいない‥。

これがアキがルールを破らざるを得なかった原因として一番大きかったのだと思います。

しかし、この理屈から言うとスバルの世界にも喜多嶋先生はおりません。

ですからスバルにもルールを破ってしまう可能性はあったと僕は考えております。

ただ、アキに比べてスバルはそこまで追い詰められていなかった。

そして、スバルにはマサムネと接することによって生まれたゲームクリエイターになるという夢がありました。

その差がルールを破るのか破らないかの違いであったのだと僕は思いました。

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アキがルールを破ることは必要な事だった

しかし、アキがルールを破るという行動はなくてはならなかったものだと僕は考えます。

ここでアキがルールを破らないと喜多嶋先生という存在はいなかったのかもしれません。

結果的にこころがみんなを助けるという覚悟が生まれたのは城の外の世界に希望を見いだせたことにあると思います。

母親の支え、和解した東条萌の存在。

それよりなにより大きかったのは自分を最初から理解してくれていた喜多嶋先生の存在が大きかったと思います。

つまりは喜多嶋先生に救われたこころがのちに喜多嶋先生となるアキを助けるという複雑な図式ではありますが、結果的にこれがなければ全ては始まらなかったと僕はそう考えます。

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アキを襲った酔っぱらった男とルールを破った理由についてまとめ

ここまでアニメ映画「かがみの孤城」の登場人物アキを襲った酔っぱらった男は誰だったのか?

アキがお城のルールを破ってしまった理由はなんだったのかについてご紹介致しました。

まとめるとこのようになります。

アキを襲った酔っぱらった男

・義理の父親

アキがルールを破った理由

・家を含めて学校や城の外の世界にいたくなかった。
(義理の父親のこと、バレーボール部でのこと、彼氏に裏切られたこと)

このように周りからは問題児や自分勝手などとみられることも多いアキですが、そう思われてしまう事にも理由がありました。

全ては頼れる人がいなかったことが原因にあるのだと僕は考えました。

しかし、アキがルールを破らなければ生まれることのなかった「喜多嶋先生」という存在。

こころの目の前にいる喜多嶋先生が実はアキであったと知った時、本当に衝撃と共に城で起きたすべての事は必然であったのだと確信に至りました。

本当に素晴らしい作品に出会えたと思っております。

他にも「かがみの孤城」で疑問に思ったことや調べたことを記事にしておりますので興味のあるものがありましたらご参考下さい。

ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

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かがみの孤城公式サイト

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