2022年11月3日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、Jアラートが発動されました。
2022年のJアラートは10月4日以来の2回目となります。
Twitterの皆さんの声を見るとJアラートがうるさい、怖いとの声が多く見られますが、中にはJアラートが鳴らないといった声も見られました。
そこでここでは、Jアラートがうるさい・怖いという人たちの意見とその理由について。
また、Jアラートが鳴らない人がいるのは何故?ということを徹底調査した上でまとめましたのでご覧ください。
Jアラートがうるさい・怖いという感想について
2022年10月4日、11月3日にJアラートが発動されました、この時Twitterではうるさい・怖いという意見が多数見られました。
その感想をいくつか挙げてみようと思います。
その上で何故うるさいと思うのか、何故怖いと思うのかを考察してみようと思います。
【Jアラートがうるさい・怖いという意見】
皆さんの意見をまとめるとこういう理由からうるさいという意見が見られました。
ではなぜうるさいと思うのかを考察してみようと思います。
うるさいと思う理由について考察
Jアラートの音は携帯電話の音量設定を普段小さめにしている人でも最大音量で流れるのでびっくりしますよね。
夜勤明けでやっと寝れたところを起こされたり、せっかく寝ているところを起こされたりした時はうるさいと感じるかもしれません。
ただ、ちょっと気になったのはただ単にうるさいという人を含めてなのですが、Jアラートが緊急の警報であるということ、命の危険にかかわる警報だという意識が低下しているのではと感じました。
大きな地震があった時、ミサイルが日本に落ちる可能性がある時に鳴るJアラート。
自分の身に本当に危険があれば皆さんうるさいという風には思わないのでしょうか?
何故うるさいと思うのかは根本的にJアラートの信頼性が低いという点にあるのではと思いました。
うるさいという三番目の理由「意味がないと思っている意見にうるさいという理由の根本的な部分があるのでは?」と感じましたので詳しく説明いたします。
Jアラートが意味がないと思う理由
Jアラートが意味がないと思っている人の理由をまとめるとこのようになります。
それぞれについて詳しく紹介しようと思います。
Jアラートが信頼できない
2022年11月3日にJアラートが鳴った時間は7:50頃でした。
この時の通知は北朝鮮が弾道ミサイルを発射しましたとの一報。
その後第二報では北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過しましたと通知が来ましたが、その通過した時間は7:48分頃でした。
つまり、第一報があったときにはすでにミサイルは日本の上空を通過していたのです。
これでは遅すぎますよね。
しかも、8時30分ごろの追加の報道では実はミサイルは日本の上空を通過はしていなかったということなのです。
これだけ信頼のできないものではうるさいと感じる人がいてもおかしくはないかと思いました。
実際もし、11月3日のミサイルが日本に落ちていたとすれば、Jアラートが鳴る前にすでに被害は起きていたわけであります。
これでは遅いですし、ましてや日本上空は通過していなかったということではそもそも警報としての意味をなしているとはいえません。
この辺りは政府が何らかの対策を立ててくれないと、Jアラート=信頼できないということでますますうるさいと感じる人が出て来るかもしれません。
また、避難場所がなく意味がないという方も見られました。
避難場所がない
Jアラートをうるさく感じる人の意見の中で見られたのが、避難場所がなく意味がないということでした。
Jアラートが鳴った時、文面には地下か頑丈な建物へ避難してくださいと警告が出ます。
しかし、都市部に住んでいる人であれば地下鉄乗り場や頑丈な建物が近くにあるかとは思うのですが、田舎であれば地下もなければ頑丈な建物すらないという状況であるのかと思います。
これではいざJアラートが鳴っても「どうすればいいんだ?こんな警報意味ないじゃないか」と思ってうるさいと感じる人がいてもおかしくはありません。
しかし、これは国や自治体の対策でなんとかなるのでは?とも思いました。
普段からの避難場所の通知をすることは可能かと思います。
地下シェルターを設置することが一番だとは思いますが、なかなか設置場所や費用を考えると難しいのかもしれません。
しかし、多くの人が避難出来て頑丈である建物ならば地域に必ずある学校などがあるのかと思います。
基本的に地震や災害の時に避難するということにはなっているとは思うのですが、Jアラートが鳴った時も避難できるということを国や自治体が積極的に発信していくことが重要なのではと思いました。
意味がないということが続くようであれば、いざ有事が起きた時に本当に意味がないということになります。
では次にJアラート音が怖いという人の理由についてまとめてみました。
Jアラートが怖いと思う理由について考察
Jアラートが怖いという人の意見を調べて何故怖いと思うのかの理由をまとめてみました。
では、これらについて詳しく説明しようと思います。
Jアラートの音が怖い
一番の理由は音が怖いという意見が多く見られました。
あの「テンテンテテテン、テンテンテテテテン」という音はなかなか危機感を誘いますよね。
しかも携帯電話の設定で音量を小さくしていても最大音量で流れるので、いきなり鳴ると怖いと思うのもわかります。
特にお子様のいる家庭では、子供たちが怯えてしまうことも有ると思います。
これらについては以下のような対策が必要ではとも思いました。
これらのことが出来るだけでいきなり鳴る音の怖さを軽減できるのでは?と思いました。
現状iPhoneでは音の調整をすることはできません。
音のON・OFFの設定のみとなっております。
またandroidの携帯では最大音量の解除をすることができますが、マナーモードに設定している場合などは音自体も鳴らなくなってしまいます。
つまり、自分の好きな音楽に設定できて、なおかつ音量の調整ができるようにしてあればいいとは思います。
しかし、緊急警報という役割がある以上は、やはり最大音量で危機感をあおる音というのは重要ではあるとも考えますがいかがでしょうか。
また、11月3日のJアラートではテレビ東京が怖かったという意見も多く見られました。
Jアラートが発動されて各テレビ局は番組を中断し、速報番組となっていました。
ほとんどの局がキャスターが状況を説明する中、テレビ東京は淡々とAI音声が状況を説明すると放送となっており、これがなかなか怖いという意見が多く見られました。
確かにこれはちょっと怖いですよね‥。
特に子供番組が中断されて、これが流れ出したので、怯えた子供たちが多かったのではないでしょうか。
Jアラートに慣れることが怖い
またJアラートが怖いという意見とはちょっと違うのですが、Jアラートに慣れるのが怖いという意見もありました。
これは前述しましたが、Jアラートに信頼性がないということとも共通していることだと言えます。
Jアラートが流れるたびに何もない、それでJアラートが流れても「ああ、またJアラートか‥」という感情になっている方が大半なのでは?と思います。
その現状は考えるだけでとても怖いことだと思います。
ですからJアラートが怖いと思うことは自然ですし、そうでなければいけません。
本来、国民に危機意識を植え付けて緊急的に行動させることが必要なJアラートがその役割を果たしていないのです。
本当に早急に政府は対策を練るべきだと思いました。
信頼できる情報を流し、国民がその情報に対し適切な行動を起こすことができる。
これがうまく行かなければ、「いずれ重大な危機が起きてしまうのでは?」とちょっと不安にもなり
ました。
ここまで、Jアラートがうるさい、怖いといった意見についてご紹介、または何故そう思うのかについて考察してきました。
しかし、中にはJアラートが鳴らないといった意見も見られました。
次はそのことについてご紹介しようと思います。
Jアラートの音が鳴らない
Jアラートの音がうるさい・怖いという意見が見られる中、Jアラートが鳴らないという意見も見られました。
これについてはいくつかの理由があるかと思います。
まとめますとこのようになります。
では、それぞれについて詳しく説明しようと思います。
対象の地域でない
Jアラートが鳴らなかった理由の一つとして対象の地域ではないということがあげられます。
2022年11月3日の時はJアラートが鳴ったのは対象地域である新潟と宮城・山形の近辺の方々だけだったようです。
実際僕は北海道に住んでいたのでJアラートは鳴りませんでした。
(2022年10月4日の時は北海道・青森が対象だったので鳴りました)
しかし、これもどうなのかなとは思いました。
特に今回は日本の上空を通過するかもしれないということで鳴ったJアラートですが、結局は日本を通過はしていなかった。
そうなると新潟・宮城・山形だけが対象となるということも信頼できることなのだろうかと思いました。
信頼できない以上は全国に発信することも有りかと思いますが、しかし信頼できない情報なのであればそれも逆効果。
このことからJアラートの信頼性を整備することが急務であり、何よりも最優先事項であると感じます。
Jアラートの設定がONになっていない
こちらは前述しましたが、携帯電話の緊急速報の設定はiPhoneですとONかOFFのみ、androidでも最大音量の解除だけということであります。
つまりはiPhoneで緊急速報の設定がOFFの方、androidで最大音量の解除をしていてマナーモードにしているひとなどは音が鳴りません。
一度自分の設定を確認してみるのもいいかもしれません。
いざというときに音が鳴らないでは意味がないですからね。
MVNOが提供する格安SIM・格安スマホを使っている
実はMVNOの携帯を使用している場合、Jアラートや緊急速報が鳴らない場合があります。
MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)」の略称であります。
なんのこっちゃ?と思った方もいるかと思いますが、要するに格安SIMを取り扱った携帯会社のことをいいます。
2021年10月に携帯電話のフリーSIMが解禁され、格安SIMを使った携帯電話は値段が安いということで使っている方も多いかと思います。
しかし、実は格安SIM携帯を使用している場合、iPhoneを使っている場合は全ての警報を受診できるのですが、それ以外の機種を使用している場合。
地震速報は受信できるが、自治体からの警報、Jアラートは鳴らないということが起きる場合があります。
iPhone以外の機種を使用している場合は新しい機種であれば問題はないのですが、古い機種を使用している場合ですと鳴らないこともあるようです。
心配な方は使用しているメーカーに問い合わせをすることをおすすめいたします。
また、代用と致しまして「Yahoo!防災速報」というアプリがありますので、こちらを使用することをおすすめいたします。
緊急地震速報やミサイル発射などの防災に関する速報をプッシュ通知で受け取れますので、自分の設定した音で受け取れるので、音がうるさいという方にもおすすめとなっております。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)によるミス
2022年10月4日に北海道・青森を中心にJアラートが鳴ったのですが、この時楽天モバイルだけが鳴らなかったということがありました。
この時の原因は、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)によるミスであることがわかっております。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が楽天モバイルへのJアラートの配信設定を間違えていたということでした。
この問題は現在は解消されているようです。
これは、ちょっと困ったものですよね
これで評判の落ちた楽天モバイルもたまったものじゃないですね。
こういうこともあるので先ほどご紹介した「Yahoo!防災速報」のような防災に対応したアプリを入れておくのもいいかもしれません。
Jアラートがうるさい・怖い・鳴らないについてのまとめ
ここまでJアラートがうるさい・怖い・鳴らないのは何故?ということをご紹介致しました。
まとめますとこのようになります。
このように様々な意見が見られましたが、うるさいと思っている人の根本にあるのがJアラートの信頼性があるかと思います。
特に2022年11月3日ではJアラートの発生がミサイルが上空を通過した後、そもそも日本の上空を通過していないなど、信頼のできるものではありませんでした。
そこを改善しなければ国民は「また、Jアラートか」という思いをもってしまいますし、発動する意味がなくなってしまいます。
怖いと思うことはある意味自然なことかもしれません。
これは警報なのでありますから怖いと思うことが自然であるし、国民の大半が怖いとも思わなくなった時こそが怖いのだと思います。
また、いざというときの警報なのですから鳴らない状況というのは改善しておくことが望ましいと思います。
自分の携帯の設定、使用している機種の確認、または防災アプリのダウンロードなどできることはやっておいたほうがいいと感じました。
自分でやれることはやっておいて、政府には早急にJアラートについての整備を求めたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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