中村繁夫(しげお)さんをご存じでしょうか?
かつてレアメタル王と言われた方なのですが、世界でもあまり取れない希少金属「レアメタル」に目を付け一財を築いた方であります。
しかし、そこに至るには順風満帆な人生であったわけではありません。
ここでは現代の山師とも呼ばれた男「中村繁夫(しげお)」さんのプロフィールや経歴。
そして現在の活動について徹底調査しましたのでご紹介致します。
中村繁夫(しげお)のプロフィールについて
中村繁夫(しげお)さんは1947年生まれの現在は74歳か75歳です(2022年8月17日現在)
京都に生まれ、高校は京都府洛北高校を卒業、大学は静岡大学農学部木材工業科に在学していました。
好きな食べ物はお酒のおつまみで、安っぽいものが好みだそうです。
またお酒は一人で飲むなら日本酒、二人で飲むなら焼酎、三人以上で飲むならワイン、会社のスタッフとはビールとこだわりがあるそうです。
趣味は盆栽・盆石・仏像彫刻にペットとなんとも多趣味であります。
特にペットはこれまでに猿、チャボ、うさぎ、熱帯魚などを飼っており、80キログラムを超える大型犬を飼っていたこともあるそうです。
行って見たい場所は宇宙だそうで、実際の宇宙にも行って見たいけど、世界中を旅していた時にお世話になっていた住職様から教わった「目を閉じればどこにでも旅にいける」という言葉に感動し。
いつかは精神的な世界での宇宙へ行って見たいということです。
では、次に中村繁夫(しげお)さんの経歴についてご紹介致します。
中村繁夫(しげお)の経歴について
世界でも希少な金属レアメタル。
そこに目をつけて、一財を築いた中村繁夫さんの経歴はどのようなものだったのか?
幼少期からビジネスで成功するまでの経歴についてご紹介致します。
中村繁夫(しげお)の経歴について 幼少期から学生時代
1947年に京都に生まれた中村繁夫さん。
お父様もお母様もお寺に縁があったようで、お母様の実家が仏壇を作る会社だったり、自宅にはお坊さんや仏道をめざす書生さんが出入りするというそんな家庭環境で育ったそうです。
子供の頃から冒険好きで、米軍の管理する植物園に侵入し、カブトムシやクワガタを取りに行こうとし、銃で撃たれたなんて経験もあるそうです。(弾はあたらなかったそうです)
小学生の高学年で琵琶湖を一周したりと、なかなか好奇心旺盛の少年時代をすごしていたのですね。
その旺盛な好奇心がビジネスで成功した要因かもしれませんね。
まずは行動!
高校生になると森林や植物に興味を持ち始め、大学に入ると紙パルプの研究に没頭します。
そして、ブラジルに住んでいた叔父の影響もうけ、海外を放浪したいという願望が膨らみ、就職も決まっていたのですがそれを断り大学院へ進学し、すぐに休学して海外へ放浪の旅へと出かけます。
1日5ドルまでしか使わないと決めていて、住む場所も現地の日本人を頼って居候など超貧乏放浪でありました。
しかし、この旅を通じて、商社マンの家に居候になり、商社というものやレアメタルについて知ることとなったり。
中村繁夫(しげお)さんの人生に大きな影響を与えた、サンパウロ東本願寺別院の住職をされていた大谷暢慶老師とも出会うこととなったそうです。
この旅が中村繁夫さんのその後の人生をほぼ決定づけたといっても過言ではなさそうですね。
世界30ヶ国以上も旅した後に、国会議員の第二秘書だった奥様と結婚し、大学院を卒業して、旅の間に知った、商社というものに就職すれば金が儲けられるとの想いで就職をすることとなりました。
大手商社の伊藤忠商事株式会社と中堅の蝶里株式会社から内定があったそうですが、ここで蝶里株式会社に入社することを決めます。
では次では就職してからのことをご紹介致します。
中村繁夫(しげお)の経歴について 就職後
蝶里株式会社に入社した中村繁夫さんは、中堅企業ならではの自由になんでもやらせてもらえるという環境で商社マンとしての経験を数多くこなしていくこととなります。
この時目を付けたのが数多くの放浪の旅の間に知ったレアメタルで、これに力を入れて活動し、数多くの実績を残してきました。
時には社長へ確認をすることなく75円億円もの取引を行い、これは結果的には7億~8億の利益を会社に出すこととなったそうです。
もちろん失敗することもあったそうですが、1億8千万の損失を出したときは、辞表を用意したそうですが、取引先様の温情でその穴埋めをしてもらい窮地を脱したそうです。
これも中村繁夫さんの人徳なのかなと思います。
しかし、バブルがはじけ、会社の経営も少しづつ苦しくなり、初期投資が莫大になるレアメタル部門をやめると会社から言われ55歳にしてリストラとなってしまいます。
そこで退職金を全額使い、さらには家を担保にお金を借りて、レアメタル部門を買い取り、自分の会社「アドバンスト マテリアル ジャパン(AMJ)」を立ち上げます。
社員個人の裁量に大きく委ねた、「損失は1日100万円までOK」、「仕事に使う金はいくらでもいい」とこれまでの会社のやり方を覆すようなやりかたを実践し利益を上げました。
当初47億円だった売り上げが、右肩上がりで上昇し、4年目には340億円までに膨らむこととなりました。
こうして、レアメタル王と呼ばれるようになった中村繁夫さんですが、成功した要因はレアメタルの価格の暴騰もあったかもしれません。
しかし、中村繁夫さん自身の経験からくるマネジメント能力も見逃せないかと思っております。
中村さんがこれまでに経験してきた30年に及ぶ、ビジネスのやり方、それは唯一無二の手法であったと思います。
企業勤めでは、決して実現することがなかった自由な裁量は、中村さん自身が経営者となって初めて実現できたものであると思いますし、それが成功するのに大きかったのではと思いました。
では、次は現在中村繁夫さんがどんな活動をしているかをご紹介しようと思います。
中村繁夫(しげお)の現在の活動について
レアメタル業界で成功をおさめレアメタル王とまで呼ばれるようになった中村繁夫(しげお)さん。
現在はこのような活動を行っております。
では、それぞれについて詳しく紹介しようと思います。
アドバンスト マテリアル ジャパン(AMJ)の特別顧問
中村繁夫(しげお)さんは自身が立ち上げた会社「アドバンスト マテリアル ジャパン」の特別顧問となっております。
会社の経営の一線からは退いて現在の取締役社長は「福田聡」さんという方になっております。
シンガポールや北京を拠点とした子会社もあり、2022年の年商は460億円にもなっております。
しかし、一線を退いたとはいえ、それでも色々な企業の方とも会っているようで、まだまだ現役。
世界中を飛び回り、会社のためにも色々とアドバイスしているものと思われます。
智探庵の住職としての僧侶活動
レアメタル業界で大成功をおさめた中村繁夫(しげお)さんですが、実は現在、僧侶となっております。
2016年に得度(仏教で僧侶になるための儀式)を受け正式に僧侶として認められました。
そして、京都にあった実家を改築し自宅兼お寺に、なんと名前は智探寺(チタン寺)!
これは中村さんがレアメタルの中でも一番チタンが好きだという理由でつけられており、なんとお寺の外壁はチタン、中にある仏像もチタン、食器などもチタンと全てがチタンでできております。
現在もこの建物の中に7mのチタンの仏像を建築する予定もあるのだとか。
こちらの動画には智探寺(チタン寺)の中についても詳しく説明されておりますのでどうぞご覧ください。
やはり、大学院生時代に出会ったサンパウロ東本願寺別院の住職をされていた大谷暢慶老師との出会いや小さい頃から両親がお寺と関連していたことが大きな影響を受けたのだと思います。
実は東京にも家があり、週の前半は東京、週の後半は京都と行ったり来たりをしておられるようです。
wedge onlineへの記事執筆
中村繁夫(しげお)さんは、ビジネス専門紙「wedge」のオンラインサイトに「山師の手帳」というタイトルで、記事を投稿しております。
こちらは現在も続いており、様々な記事を投稿しております。
ウクライナ戦争においての今後のレアメタルの展望やプーチン氏についてなどなど、読み応えのある記事が満載となっております。
過去記事では自分が僧侶になった理由や、イランの女性は美人などという記事もありました。
こちらにリンクを貼りますので、興味のある方はご覧ください。
中央アジアへのレアメタル調査活動
中村繁夫(しげお)さんは6月20日~7月27日の間中央アジアへレアメタルの調査活動をしております。
シンガポールやインド、カザフスタンなどを巡っていたようですが、その間に調査もしつつ、旧友に会ったりなどしていたことがインスタグラムからわかりました。
コロナにもかかってしまったようですが、現在は無事なようで良かったです。
この内容については2022年8月19日放送の「ガイアの夜明け」でも放送されるかもしれませんので、詳しいことが分かり次第、追記しようと思います。
8人の孫に囲まれたおじいちゃん
現在、中村繁夫(しげお)さんは8人のお孫さんがいらっしゃるようです。
実は11月にもう一人生まれる予定でして、現在は8.5人だとインスタグラムで言っておりました。
お孫さんの名前はわかった限りではこっちゃん、りょうくん、桜子さん、雛さん、イッカちゃん、マレくんのようです。
初孫でもある桜子さんとは映画について語っていたり、また、こっちゃんはサッカーが得意なようで、
チームでも唯一の女子でレギュラーであるようです。
また、雛(ヒナ)さんは、きのこの研究をしているようで、小学4年生から自由研究できのこの研究をしていて、その研究が素晴らしく大学の特別ブースで展示されたこともあるそうです。
現在は高校生で、イギリスに留学するほど優秀なようです。
それらの模様は中村繁夫(しげお)さんのインスタグラムから見ることが出来ますので、興味のある方はどうぞご覧ください。
正月と8月には全員が集まるようで、とっても幸せそうな中村さんの写真が見られました。
まとめ
ここまでレアメタル王と言われた中村繁夫(しげお)さんのプロフィール経歴・現在の活動についてご紹介してきました。
まとめますとこのようになります。
次に経歴ですがこのようになります。
と、このようにビジネスで成功できたのはレアメタルの暴騰という幸運な面もあったかもしれませんが
しかし、それに乗れたのも子供の頃から養われてきた好奇心から色々なことを経験し、学んだことが大きいと思います。
会社をたちあげてからはこれまでの常識を覆し、ビジネスの世界で大成功をおさめ「レアメタル王」などと呼ばれるようになりました。
では、現在は何をしているのかを調査してみたのですが、以下の事が分かりました。
現在も会社の一線からは退き、経営には携わってはおりませんが、それでも世界中を股にかけご活躍されているようです。
2016年に僧侶となったことは驚きましたが、しかし、生まれた時から両親がお寺に関連した人たちだったこと、また大学で出会った大谷暢慶老師の影響も大きかったのだと思います。
現在も精力的に活動しながらも8人の孫たちに囲まれた幸せな生活を送っている中村繁夫(しげお)さん。
ビジネスの成功の陰には素敵な家族、そして中村さん自身の様々な経験が大きな力となっていると感じました。
これからも頑張ってください!
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