2023年12月15日より公開となったアニメ映画「屋根裏のラジャー」
イマジナリと呼ばれる子供たちの空想の生き物と子供たちとの友情を描いた感動の物語であります。
主人公ラジャーは登場人物アマンダの空想したものでありました。
彼の名前はラジャーであるのが正解であると思われるのですが、作中ロジャーと呼ばれているシーンがいくつか見受けられました。
そこでここではアニメ作品「屋根裏のラジャー」の主人公ラジャーは何故ロジャーと呼ばれていたのかについて紹介・考察してみようと思います。
「屋根裏のラジャー」主人公ラジャーは何故ロジャーと呼ばれていたのか
アニメ映画「屋根裏のラジャー」の作中で主人公「ラジャー」が「ロジャー」と呼ばれていたことについて何故なのか調査したうえで考察も交えて紹介しようと思います。
まず、ラジャーという言葉について注目してみました。
ラジャーと聞くとまず思い浮かぶのが、よく軍人映画などで聞いたことのある「了解した、わかった」という意味の「ラジャー!」という言葉ではないでしょうか。
実はこの言葉のスペルですが英語で書くと「Roger」となります。
これは人名=外国でよく男の子の名前として付けられる「ロジャー」と同じつづりとなります。
つまりアメリカ人の感覚で言えばラジャー=ロジャーということになるのですよね。
ですから作中でロジャーとラジャーという表記が入り混じるということはアメリカ人の感覚では違和感のないことであると言えます。
しかし、これは日本人が作り上げた日本人向けの作品であります。
これにはやはり意味があるのではないでしょうか?
そこで次はロジャーとラジャーという読み方が存在していた意味について考察してみようと思います。
「屋根裏のラジャー」主人公は何故ラジャーとロジャーで呼ばれていたのか考察
屋根裏のラジャーの主人公である「ラジャー」が何故「ロジャー」と呼ばれていたシーンがあったのか?
そのことについて考察するには誰が「ロジャー」と呼んでいたのかを考察してみるとわかるのではないでしょうか。
作中ラジャーをロジャーと呼んでいたのは謎の男ミスター・バンディングとアマンダの友人ジュリアの二人でした。
二人は作中ではっきりとラジャーのことをロジャーと呼んでおります。
ではラジャーのことを作中呼んでいた方々の読み方についてまとめてみました
呼んでいた人 | 呼び名 |
アマンダ | ラジャー |
イマジナリーたち | ラジャー |
ミスター・バンディング | ロジャー |
ジュリア | ロジャー |
このことから考察してみようと思いますが。
まずはこちらをご覧ください。
この法則が成り立つのではないでしょうか。
詳しく説明しますとまず名付け親であるアマンダがラジャーと呼ぶのは当然のことだと思います。
そしてエミリをはじめとするイマジナリたちもラジャーと呼んでいたことから
イマジナリーたちにとってはラジャーはラジャーという名前のイマジナリであるという認識が当たり前のように認識されていたのだと思われます。
ではロジャーと呼んでいた人たちについてですが、ジュリアは普通の人間であります。
つまりジュリアの前に現われたラジャーが自分の名前をラジャー「Roger」と伝えても
それを聞いた人の頭の中では人名である「Roger(ロジャー)」として伝わっていたのだと思います。
また、舞台となった世界についても関係があるのかなと思いました。
「屋根裏のラジャー」の舞台ははっきりとは明記されておりませんが
原作である「ぼくが消えないうちに」はイギリスの詩人・作家のA・F・ハロルドによる作品であります。
つまりイギリスが舞台である可能性は高いかと思います。
そもそもラジャー「Roger」という読み方は1942年頃から1947年頃までアメリカで使われていた通信用語で
アメリカ読みでは「Roger」というとラジャー(rä-jər)なのですがイギリス読みではロジャー(rɔ́dʒə)が一般的なのでラジャーが名前を伝えても相手には
ロジャーとして受け止められていたということになるのではないでしょうか。
また、ミスター・バウンディングが人間だったのかという疑問も出てきそうですが。
作中最後に写真となってしまったことからも一応人間だったのだと思われます。
以上のことから「屋根裏のラジャー」の作中でラジャーがロジャーと呼ばれていたことについて考察してみたのですがいかがでしょうか?
何故ラジャーがロジャーと呼ばれていたのかについてまとめ
ここまでアニメ映画「屋根裏のラジャー」の作品中で主人公ラジャーがロジャーと呼ばれていたことについて
何故そのようになっていたのかを考察してみました。
まとめますとこのようになります。
このようにラジャー読みとロジャー読みにはある法則と意味があると考察しました。
これが正解ではないかもしれませんが、ある程度的を得ているのではないかと考えております。
みなさんもこうじゃないかという意見がありましたらちょっと聞いてみたいですね。
でもここまで考えてふと思ったのですが、そもそもアマンダは何故ラジャーと名付けたのか?
イギリス人であると思われるアマンダがラジャーと名付けるにはちょっと何か意味があったように思えます。
このことについては別記事にまとめてみようと思いますのでお待ちください。
しかし、作品名って最初普通に「屋根裏のラジャー」ではなく「屋根裏のロジャー」だと思ってました…。
こう思っている方結構いるようですね。
【詳しくはこちら】
まあ、このように作中でも名前のことについては触れられていますし、ロジャーとラジャー、間違えても仕方ないのかもしれませんね…(ちょっと言い訳)
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
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