2022年7月の参議院議員選挙で当選してから一度も登院していないNHK党のガーシー(本名:東谷義和)参議院議員ですが現在はドバイに住んでおります。
2023年1月23日より招集された第211回参議院議会を受けてガーシー議員に1月30日に国会出席を求める召状が提出されました。
召状を出されて7日以内に出席をしなければ懲罰委員会にかけられ最悪「除名」となるのですが。
2023年2月8日現在ガーシー議員はこれに応じておらず懲罰委員会にかけられることが決まりました。
【追記】
2023年3月15日、ガーシー議員の除名が決定しました。
これは戦後3例目となるようでありますがこれまでの国会議員の除名者についてはこちらの記事でまとめておりますのでご参考下さい。
しかし、結局除名となってしまいましたが、何故こんなにも頑なに登院をしようとしないのでしょうか。
2月8日の本会議前にNHK党の立花党首が提出したガーシー議員の欠席届にはこうかかれておりました。
「不当な罪を着せられる恐れがあるから」ということが書かれていたわけですが、この不当な罪とは一体何なのでしょうか?
ここではガーシー参議院議員が着せられるかもしれない不当な罪についてや逮捕される可能性はあるのかということを徹底考察してみようと思います。
また、ガーシー議員が所属するNHK党にも動きがありました。
そのことについてはこちらの記事にまとめておりますのでご参考下さい。
ガーシー議員の不当な罪とはいったい何?
ガーシー議員は現在「暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)」や「名誉毀損(きそん)」の疑いがかけられております。
ではガーシー議員にかけられているこの疑いについて詳しくご紹介していきます。
ガーシー議員の不当な罪とはいったい何? ①名誉棄損・脅迫罪
2022年(令和4年)2月17日より「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」を始めていたガーシー議員。
これまでに多くの芸能人の裏の顔を暴露し、暴露系ユーチューバーとして活動してきておりました。
その活動の内容やYouTube動画内での発言が上記の「暴力行為等処罰法違反」としての(3)の常習的な脅迫や「名誉毀損」にあたるとして、暴露された芸能人達から告訴されているというのが現状であります。
2023年1月11日には家宅捜索を受けており、警察はガーシー議員を逮捕するために本気になっているのだと思われます。
確かに僕もこのチャンネルを見たことがありますが、過激な暴露内容がもし事実でなければこれは名誉棄損となるでしょう。
そして、配信内で対象となる芸能人に対する脅迫めいた物言いは「暴力行為等処罰法違反」として訴えられても仕方のない部分もあったかもしれません。
これらの件に関してはガーシー議員も逃げも隠れもしないと言っていて帰国して警察の任意の聴取にも応じると言っております。
つまりガーシー議員はこのことに関しては自分は逮捕されないとと自信があるのだと思われます。
その理由としては、以下の事が挙げられると思います。
以上の理由が大きいということでした。
これまでにガーシー議員が暴露してきた内容の中には、薬物使用、反社勢力とのつながり、未成年との淫行などといった芸能人たちのシャレにならないような裏の顔でした。
【ガーシーの暴露内容】
氏名 | 内容 |
新田真剣佑 | 薬物所持疑惑 |
田中圭 | 賭博麻雀疑惑 |
城田優 | 反社との繋がり詐欺幇助疑惑 |
綾野剛 | 未成年淫行疑惑 |
一部ではありますが、なかなかシャレになりませんよね。
もし、これらの件でガーシー議員を訴えていたとしたらその真偽について法廷で争うという事になります。
ガーシー議員がこれまで暴露してきたことは一般のマスコミで取り上げられるという事はほぼありませんでした。
しかし、法廷闘争ということになればその内容については一般人でも傍聴することができますし、閲覧することができます。
そうなるとワイドショーなどでも取り上げられることとなり、訴える側もかなりリスクを伴うという事になります。
案件が案件ですから当然事実であれば訴えた相手側も取り調べを受けることは当然であります。
暴露したガーシー議員は自分の暴露が真実であるとの確信がありますから、逆に「よく訴えれるな」という気持ちが大きいのだと思います。
つまり、今回訴えられているこの件に関しては逮捕されるはずがない、逮捕されてたとしても自分の方が正しいと思っているのではないでしょうか。
これらの事はこちらの動画での発言をまとめたものでそのように感じられました。
このように名誉棄損や恐喝では不当な逮捕はないと思っているガーシー議員。
では、何故不当な逮捕をされる可能性があるとガーシー議員は恐れているのでしょうか。
実はこの発言は当選直後から言われていることでした。
次はそのことについてご紹介しようと思います。
ガーシー議員の不当な罪とはいったい何? ②詐欺罪
ガーシー議員はかつて詐欺行為を働いておりました。
バーやアパレルブランドを経営していたガーシー議員。
しかし、ギャンブル依存症であったため稼いだ分は全て失ってしまい、その後借金は3億円にまでなったということです。
そこで手を染めたのが詐欺行為でした。
韓国の大人気グループBTSのメンバーに会わせてあげるという話を持ち掛け、数十人の女性たちから4000万円ものお金をだまし取ったのでした。
この事件により逮捕されると思ったガーシー議員はドバイへと逃亡。
(ドバイでは日本の警察は逮捕権をもっていない。犯罪者の引き渡し条約も結んでいないため逮捕されることはない)
そして始めたのが暴露系のYouTube活動だったという事です。
2か月で登録者数は100万人を超え、東京美容外科の統括院長の麻生泰さんやアトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士らの支援を受け被害金額を全額弁済したとのことです。
ですから、被害者との間には示談が成立しているということなのであります。
しかし、この件にはまだ解決していない部分もあるということでそのことが不当な逮捕を受ける可能性があるのではとガーシー議員が恐れている部分でもあります。
では次はそのことについてご紹介致します。
ガーシー議員は逮捕される可能性はあるのか考察
このように恐喝罪・名誉棄損・詐欺罪として立件されるようなことをやってきているガーシー議員ですが、実際問題逮捕される可能性はあるのでしょうか?
先ほども言いましたように詐欺行為に関しては被害者との間に示談が成立しております。
しかし、こちらの動画をご覧ください。
被害者との間に示談は成立しているのですが、どうやら警察は示談書については受け取っていないということであります。
通常であれば示談が成立したときは、警察署の方で担当弁護士に事件の担当者を教えてくれてそこに示談書を送るのですが、この事件に関しては事件の担当者を教えてもらえなかったそうです。
このほかにもこちらの詐欺事件に関しては色々と通常とは違う動きが警察に見られているそうです。
まとめますとこのようになっております。
詐欺事件が話題となっていた当初、詐欺被害に遭った方々が警察に訴えた時は証拠が不十分という事で警察はまともに取り合ってはくれなかったそうです。
しかし、ガーシー議員がYouTubeを始めて資金をためて示談の動きを示したころから警察から被害者のもとへしきりに連絡が行くようになったそうです。
内容についてはガーシー氏の詐欺事件について立件したいので協力して欲しいという事でありました。
中には事件を立件するために示談には応じないでくれと言われた方、また中にはガーシー氏のSNSのアカウントをBANする手伝いをしてほしいと言われた方もいたようであります。
これらは一体何を意味しているのでしょうか。
事件当初、興味を示していなかった警察が何故急に動き出したのか。
そこには芸能プロダクションや政治家からなんらかの圧力があったとも言われております。
何が何でもガーシー氏を立件するために警察がなりふり構わず動いたことの証であるといえるのではないでしょうか。
結果的に全員との示談が成立し、担当弁護士である高橋さんが警察署に行ったときに示談書の受け取りを結果的に拒否したこともこれにつながるのかと思います。
つまりどういうことかというと、ガーシー氏側では示談が成立していて、示談書も受け取ってはもらっていないが、警察でも知らないという事はないだろうとふんでいるのですが。
もし、警察がこの件でガーシー氏を立件し、高橋弁護士が示談書の存在を訴えたとしても、警察ではそれを受け取っていないのだから示談は成立しないと言ってしまうこともあるのです。
それらのことは高橋弁護士のYouTubeチャンネルでも語られておりました。
確かにこれだけでは警察もちょっと無理があるかなと僕も感じました。
そのための保険というか第二の動きとなったのが名誉棄損や脅迫罪によるガーシー議員の事情聴取要請であり、家宅捜索だったのではと僕は考えます。
つまり、警察は何が何でもガーシー議員を逮捕しようとしているのでしょうね。
しかし、参議院議員となってしまったガーシー氏。
議員による不逮捕特権など様々な逮捕への障壁があるわけですが、これについても警察は何らかの手を打っているのかと思います。
それが参議院の懲罰委員会による除名へとつながるのかは今後の動きに注目したいですが、ガーシー議員が日本に帰国した場合ほぼ間違いなく逮捕されるのではと思われます。
そのことを危惧してガーシー議員は不当な逮捕をされる可能性について言及しているのだと僕は考えます。
ガーシー議員の不当な罪や逮捕される可能性についてまとめ
ここまで、2022年7月の参議院議員選挙で当選してから一度も登院していないNHK党のガーシー参議院議員が日本に帰りたがらない理由。
不当に逮捕される恐れについていったいどんなことなのか。
また、本当に逮捕される可能性があるのかについてご紹介致しました。
まとめますとこのようになります。
これらの事件に関する警察の動きには明らかにガーシー議員を逮捕するという意思を感じられました。
警察の動きも確かに芸能プロダクションや政治家の圧力があったのでは?
という不審な部分も見られることは確かなのですが、確かに逮捕されても仕方ないなと思える部分は多々ありました。
参議院の懲罰委員の裁定、今後のガーシー議員の動きなど注目していきたいと思います。
【追記】
2023年3月15日、ガーシー議員の除名が決定しました。
これは戦後3例目となるようでありますがこれまでの国会議員の除名者についてはこちらの記事でまとめておりますのでご参考下さい。
他にも何か動きがありましたら追記、または新たに記事を書きたいと思います。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
【政治家不祥事関連記事】
コメント